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原点回帰

昔は農家では色んな加工品を作っていた。我が家でも私が小さいころ、自家製の味噌をつくっていた記憶がある。
今から40年まえぐらいだろうか?また冬には甘酒もつくていた大きな壺に入っていたのを思い出す。
今でも、自家製の漬物、大根、高菜、らっきょうの漬物を作っている。少し前までは梅干しも自家製だった。
すべて、親の時代おふくろがつくっていた。

今の奥さんは、たまに野菜の漬物は作るが、梅干しなどは店で既製品を買ってくる。
昔の農家が自家製で作っていたものが、それぞれ分業化して、味噌や、しょうゆや 漬物屋になった。
原点回帰 昔ながらの我が家の味、農産物の加工品を作る必要がある

親父が「ふくれ菓子」を作ってくれたのを思い出す。我が家も奥さんが、ときおりおやつとして作ってくれる。
ふくれ菓子とは、鹿児島県やその周辺で作られている郷土菓子であり、褐色の蒸しパン風の菓子である。
原材料は黒砂糖、薄力粉、鶏卵、重曹等であり、これらの材料に水を入れて混ぜ合わせた後に形を整え、蒸篭等で蒸して完成となるが、出来上がった物は重曹により膨れ上がっている。

なつかしい我が家の味である。

「自分の農場で栽培した農産物を加工するメリットは、農産物の価格を相場から定価に変えられることです。
もうひとつのメリットは、競争力のある農産物を加工することで、ほかにない唯一の商品になり、
単価を決められることです。生の農産物や地域性、栽培方法などに競争力があれば、
それで作った加工品にも競争力が自然に生まれてきます。」

参考資料
※小さく始めて農業で利益を出し続ける7つのルール―家族農業を安定経営に変えたベンチャー百姓に学ぶ
澤浦 彰治 / ダイヤモンド社 「小さく始めて農業で利益を出し続ける7つのルール」より

澤浦氏の著書には農産物加工に関するヒントが満載です。

我が家で何か農産物の加工品ができないものかと思案中である。
近くの個人商店のおばちゃんが、その店の調理場を使ってもいいと言われている。
里芋を使ったジェラートや甘藷の菓子 らっきょうの漬物などなど、候補はあるけど実際実行に移すとなると課題も多い。
加工所の名前、加工品候補はなどいくつか候補は上がっているのだが、あとはそれをどのように具体化していくかである。
あとは実行あるのみ 実行力、決断力、それと・・・その資金の問題だけである。
いくらぐらいの初期投資が必要なのか
それと、材料としても農産物のこだわり栽培方法を検討する必要がある。
今のところ、有機栽培はしていないが、加工用圃場として一部有機専用圃場を設定しようかとも思っている。

農業の6次産業化への取り組みである。


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by shinki-syunow | 2011-02-28 21:02 | おやじの独り言